XAUUSD
2021.7.29  XAUUSD


NZDJPY
2021.7.29  NZDJPY


2021-07-29 06:25
通常市況
NYマーケットダイジェスト・28日 株まちまち・金利低下・ドル失速
Fx-Wave
(28日終値)
ドル・円相場:1ドル=109.91円(前営業日比△0.13円)

ユーロ・円相場:1ユーロ=130.19円(△0.47円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1845ドル(△0.0028ドル)

ダウ工業株30種平均:34930.93ドル(▲127.59ドル)
ナスダック総合株価指数:14762.59(△102.01)

10年物米国債利回り:1.23%(▲0.01%)

WTI原油先物9月限:1バレル=72.39ドル(△0.74ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=1799.7ドル(▲0.1ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数(前週比)    5.7%      ▲4.0%
米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利
               0.00−0.25%で据え置き 0.00−0.25%

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに小反発。
米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場予想通り政策金利の据え置きを決定した。声明では経済に対する評価をわずかに引き上げ、「ワクチン接種の進展により、経済活動と雇用の指標は引き続き上向いている」と指摘した。一方、「パンデミックによって最も悪影響を受けたセクターは改善を示したが、完全には回復していない」との見解も示した。
 また、「米経済が雇用とインフレに関するFRBの目標に向けて前進した」との認識を示したうえで、「委員会は今後の複数回の会合で引き続き進捗状況について評価する」と表明し、テーパリング開始に向けた議論が進んでいることを示唆した。市場は当初ドル買いで反応し、3時過ぎに一時110.28円と日通し高値を更新した。
 ただ、パウエルFRB議長がFOMC後の定例記者会見で「労働市場の状況は引き続き改善したが、なお時間がかかる」「テーパリング時期はデータ次第」「利上げには程遠い」などと発言すると、米10年債利回りが低下に転じ、ドル売りが優勢となった。4時前には109.84円付近まで下押しした。
 なお、同議長はインフレ加速について「一時的でいずれ落ち着く」との従来認識を繰り返し、「インフレ高進の恐れがある場合、FRBは対抗措置を講ずる」と話した。

・ユーロドルは3日続伸。FOMCでテーパリング開始に向けて「今後複数の会合で経済情勢の進捗を確認する」との見解が示されると、全般ドル買いで反応。3時過ぎに一時1.1773ドルと本日安値を付けた。ただ、パウエルFRB議長が「利上げ検討は程遠い」と強調すると、米長期金利の低下とともにドル売りが優勢に。5時30分前に一時1.1850ドルと本日高値を付けた。

・ユーロ円は反発。欧州株相場の反発や日経平均先物の上昇で、投資家の過度なリスク回避姿勢が和らぐと円売り・ユーロ買いが進行。FOMC公表直後に129.82円付近まで下押ししたものの、そのあとはユーロドルの上昇とともに130.24円の本日高値まで値を上げた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。
新型コロナウイルスのインド型(デルタ株)感染拡大による世界経済の先行き懸念から売りが優勢となった。FOMCではテーパリング開始に向けて「今後複数の会合で経済情勢の進捗を確認する」との見解が示されたが、相場の反応は限られた。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日に好決算を発表したアルファベットやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)などが買われ、指数を押し上げた。

・米国債券相場で長期ゾーンは小幅続伸。FOMCではテーパリング開始に向けて「今後複数の会合で経済情勢の進捗を確認する」との見解が示されたが、パウエルFRB議長が会見で「労働市場の状況は引き続き改善したが、なお時間がかかる」「テーパリング時期はデータ次第」「利上げには程遠い」などと発言すると、債券買いがじわりと強まり上げに転じた。

・原油先物相場は3日ぶりに反発。米エネルギー省(EIA)が発表した週間在庫統計で原油は408.9万バレル減、ガソリンも225.3万バレル減となり、取り崩し幅は一部予想よりも大きかった。足もとでのしっかりとしたエネルギー需要が確認されて買い安心感が広がり、一時72.50ドル台まで上昇した。

・金先物相場はほぼ横ばい。FOMCの結果公表やパウエルFRB議長の定例記者会見を控え、前日引け水準を中心に小幅な上下に留まった。


2021-07-29 06:15
指標予定
29日のイベントスケジュール(時間は日本時間)
Fx-Wave
<国内>
○08:50 ◇ 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース、2週分)

<海外>
○10:00 ◇ 7月NBNZ企業信頼感

○10:30 ◇ 4−6月期豪輸入物価指数(予想:前期比1.0%)

○15:00 ◇ 6月南アフリカマネーサプライM3(予想:前年比2.00%)
○15:45 ◇ 6月仏卸売物価指数(PPI)

○16:30 ◇ 6月スウェーデン失業率
○16:55 ◎ 7月独雇用統計(予想:失業率5.8%/失業者数変化▲2.8万人)

○17:30 ◇ 6月英消費者信用残高(予想:6.0億ポンド)
○17:30 ◇ 6月英マネーサプライM4


○18:00 ◎ 7月ユーロ圏経済信頼感指数(予想:118.5)
○18:00 ◎ 7月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値、予想:▲4.4)


○18:30 ◇ 6月南アフリカPPI(予想:前月比0.4%/前年比7.3%)

○21:00 ◎ 7月独消費者物価指数(CPI)速報値(予想:前月比0.5%/前年比3.3%)

○21:30 ◎ 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:38.0万件/319.6万人)

○21:30 ☆ 4−6月期米国内総生産(GDP)速報値(予想:前期比年率8.5%)
     ◎ 4−6月期米個人消費(速報値、予想:前期比年率10.5%)
     ◎ 4−6月期米コアPCE(速報値、予想:前期比年率5.9%)

○23:00 ◎ 6月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数、予想:前月比0.3%/前年比▲3.3%)
○30日02:00 ◎ 米財務省、7年債入札





<29日・木>
10:00 NZ7月ANZ企業景況感
(商品相場の上昇や世界景気の回復、ワクチン期待などが支援材料に)

10:30 豪4-6月期輸出入物価指数
(資源相場の上昇や供給制約、住宅関連価格の上昇などが物価の押し上げ要因に)

15:00 南ア6月マネーサプライ
15:00 南ア6月民間部門信用
(ランドは下げ止まりや下値固めからの反発と、根強い下押し圧力をにらむ)

16:00 トルコ7月経済信頼感
(トルコ・リラは下値固めや下限の切り上がりと、根強い下押しの圧力をにらむ)

17:30 英6月消費者信用残高
17:30 英6月住宅証券融資残高
17:30 英6月住宅ローン承認件数

(感染再増加が重石。金利低下効果や都市封鎖の解除などは下支え要因に)

18:00 ユーロ圏7月消費者信頼感[確報]
18:00 ユーロ圏7月鉱工業信頼感
18:00 ユーロ圏7月経済信頼感

(前週末に公表された独7月PMIは、製造業、非製造業ともに改善。変異種などの感染増は懸念)

18:30 南ア6月生産者物価指数
(ランドは下げ止まりや下値固めからの反発と、根強い下押し圧力をにらむ)

21:00 独7月消費者物価指数[速報]
(素原材料価格の上昇や供給制約、ユーロ高の抑制などが物価の押し上げ要因に)

21:30 米4-6月期GDP統計[速報]
(ワクチン普及や経済活動の再開、景気対策効果などが支援材料に)

21:30 米新規失業保険申請件数
(感染再増加や夏休み要因が雇用回復の悪材料に。失業給付金終了は求職活動と失業者減を後押し)

23:00 米6月中古住宅販売成約指数
(住宅価格上昇や在庫不足が重石。先行きは金利低下や雇用改善、ワクチン普及などが支援)

26:00 米財務省7年債入札
(前週までの金利急低下=債券価格急騰を受け、過熱警戒で需要低調なら金利上昇とドル高にも)

米企業決算
フォード・モーター[05:05]
ザイリンクス[05:20]
アフラック
クアルコム
フェイスブック
メルク
アマゾン・ドット・コム
(経済正常化期待などが収益下支え。ただし、一旦の好材料出尽くしや事前の期待比での失望は懸念)


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