マカロン29




2021-07-09 06:23
通常市況
NYマーケットダイジェスト・8日 株安・金利低下・ドル安
Fx-Wave
(8日終値)
ドル・円相場:1ドル=109.72円(前営業日比▲0.94円)

ユーロ・円相場:1ユーロ=129.95円(▲0.55円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1845ドル(△0.0055ドル)

ダウ工業株30種平均:34421.93ドル(▲259.86ドル)
ナスダック総合株価指数:14559.79(▲105.27)


10年物米国債利回り:1.29%(▲0.02%)

WTI原油先物8月限:1バレル=72.94ドル(△0.74ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=1800.2ドル(▲1.9ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
前週分の米新規失業保険申請件数   37.3万件    37.1万件・改
5月米消費者信用残高        352.8億ドル  200.4億ドル・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反落。
世界で新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、景気回復が遅れかねないとの懸念から世界の株式相場が下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが優勢となった。
24時前に一時109.53円と6月11日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。市場では「日本政府が東京都に4回目の緊急事態宣言を発令したことで、世界的な変異ウイルスの広がりへの警戒感が高まった」との声が聞かれた。
 欧州を代表する株価指数のひとつユーロ・ストックス50指数は2%超急落したほか、ダウ平均は一時530ドル超下げた。また、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比670円安の2万7480円まで売られる場面があった。
 もっとも、NY午後は下げ渋る展開となった。米国株相場が急速に下げ幅を縮小したほか、一時は1.24%台まで低下した米10年債利回りが1.30%台まで低下幅を縮めたことがドル円を下支えした。

・ユーロドルは3日ぶりに反発。
対円中心にドル安が進んだ流れに沿ってユーロ買い・ドル売りが先行。欧州中央銀行(ECB)が発表した戦略見直しが想定の範囲内であったことも買い安心感につながり、一時1.1868ドルと日通し高値を更新した。

 ECBは1年半にわたる戦略見直しの結果、中期的なインフレ率目標を「2%」に変更すると発表した。これまでの「2%に近いが、それを下回る水準」を改め、物価の一時的な上振れを容認する。気候変動に対する考慮を金融政策に加味することも明らかにした。
 なお一部報道によると、戦略見直しの内容が先行きの政策にどのように反映されるかを示す「フォワードガイダンス」を巡っては合意に至らなかった。22日の理事会で改めて討議するという。

・ユーロ円は5日続落。日本時間夕刻に一時129.63円と日通し安値を付けたものの、NY市場に限れば130.00円を挟んだ狭いレンジでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。
新型コロナ変異種の感染拡大による世界景気の回復鈍化が懸念されて、景気敏感株や金融株を中心に売りが膨らんだ。
指数は一時530ドル超下落する場面があった。市場では「米長期金利の低下も米景気の減速懸念を高めた」との声が聞かれた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日ぶりに反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは5日続伸。
世界で新型コロナの感染拡大が収まらず、景気回復が遅れかねないとの懸念から、相対的に安全資産とされる米国債に買いが集まった。市場では「空売りの持ち高を積み上げていた投資家の買い戻しが見られた」との指摘もあり、利回りは一時1.2479%前後と2月16日以来約5カ月ぶりの低水準を付けた。

・原油先物相場は4日ぶりに反発。新型コロナ変異種の感染拡大による世界景気の回復鈍化が懸念され始め、エネルギー需要拡大への期待も後退するなか、時間外から売りが強まり一時約3週間ぶりの安値となる70ドル後半まで値を下げた。ただNY勢の参入後、米エネルギー省(EIA)週間在庫統計で原油の取り崩し幅が一部予想を大きく上回ったことが分かると買い戻しが優勢に。72ドル台を回復して上値を伸ばし、引けにかけては73ドル台に乗せる場面もあった。

・金先物相場は小幅ながらも6日ぶりに反落。金融市場全般にリスク回避の動きが強まるなか安全資産とされる金に資金が向かい、NY序盤には1819ドル台と3週間ぶりの高値をつけた。ただ米株が急ピッチでマイナス幅を縮小し為替もドルが下値を切り上げると、金先物は利益確定の売りに押された。


2021-07-09 06:15
指標予定
9日のイベントスケジュール(時間は日本時間)
Fx-Wave
<国内>
○08:50 ◇ 6月マネーストックM2(予想:前年比6.0%)

<海外>
○10:30 ◎ 6月中国消費者物価指数(CPI、予想:前年比1.3%)
○10:30 ◎ 6月中国生産者物価指数(PPI、予想:前年比8.8%)

○15:00 ☆ 5月英国内総生産(GDP、予想:前月比1.5%)
○15:00 ◎ 5月英鉱工業生産指数(予想:前月比1.5%/前年比21.6%)
○15:00 ◎ 5月英製造業生産高(予想:前月比1.0%)
○15:00 ◇ 5月英商品貿易収支/英貿易収支(予想:111.00億ポンドの赤字/12.50億ポンドの赤字)

○15:00 ◎ 6月ノルウェーCPI(予想:前月比0.4%/前年比2.9%)
○16:00 ◇ 5月トルコ経常収支(予想:30.3億ドルの赤字)

○16:00 ◎ レーン・フィンランド中銀総裁、講演

○19:00 ◎ ベイリー英中銀(BOE)総裁、講演

○19:00 ◎ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
○20:30 ☆ 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(6月10日分)


○21:30 ☆ 6月カナダ雇用統計(予想:新規雇用者数変化19.5万人/失業率7.7%)

○23:00 ◇ 5月米卸売売上高
○23:00 ◇ 5月米卸売在庫(予想:前月比1.1%)

○24:00 ◎ デコス・スペイン中銀総裁、講演
○20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議(伊ベネチア、10日まで)



9日・金>

10:30 中国6月消費者物価指数

10:30 中国6月生産者物価指数

(資源高や食品価格上昇などで、根強い物価上昇が示されるとリスク回避の要因に)

15:00 5月鉱工業生産

15:00 英5月製造業生産

(変異種などの感染再拡大や、経済制限解除の遅れ、資源高や物価上昇などが悪材料に)

16:00 トルコ5月経常収支

(トルコ・リラは下値固めや下限の切り上がりと、根強い下押しの圧力にらむ)

19:00 ベイリー英中銀総裁、ラガルドECB総裁、パネル討論会に参加

(変異種などの感染再拡大により、先行き緩和縮小に慎重姿勢ならポンド安やユーロ安に)

21:30 6月雇用統計

(ワクチン普及期待や経済制限の緩和、産油国のカナダは原油相場の上昇がプラス要因)

23:00 5月卸売在庫[確報]

23:00 米5月卸売売上高

(ワクチンの進展と経済制限の緩和、雇用復調が支援材料。物価上昇や供給制約は悪材料)

20財務相・中央銀行総裁会議[10日まで、ベネチア]





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